原子力発電所や火力発電所が海の近くにある理由とは?

その理由は、

海水を冷却水として利用しているからであって、

汚染水を流すために、海の近くに建設するのではない。

ただ、問題点としては、冷却水として利用した海水を

海に戻すわけで、その戻された海水が5度前後上昇するのが問題である。

上昇した海水が海に戻されると、海の生物形態に影響を及ぼすから。

ところで、清掃工場はなぜ河川の近くにあるのだろうか?

川の水を冷却水として利用しているかと云えば、そうではない。

たまたま安い土地がそこにあり、民家などが近くにないのが正解であろう。



福島第一原子力発電所1号機の問題点は、

津波で被害を受けたことも多きいが本当の問題は、

第1号機はアメリカのウエスチングハウス社の設計図であったこと。

これには、大きな問題点が最初からあり、その責任を痛感して、

設計の第一人者が退職している点にある。

第2号機以降からは、第1号機の図面を見よう見まねして東芝が設計にあたった。

当時の建屋の設計では震度7で設計していた。

それを震度9で設計し直してくれと東電が東芝に依頼すれば、

東芝も震度9で再設計、見直し価格を東電から頂戴できるが、

それでなくても、原子力使用の発電所建設費用は、火力発電所に比較して

とても大きく、東電もそこまでは全く考えていなかった訳である。

それにしても、福島1号機の設計上の弱点を公表していないのが問題ではないだろうか。











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